【落語に学ぶ男女関係】

 

お着物で,林家たい平師匠の落語を聞くという超贅沢な会に参加させていただきました。和の美を遊ぶ会という会で今月のドレスコードは桜に似合う着物。しかも,おかみさんによる落語の楽しみ方の解説付き!!ちかさん,お誘いありがとうございました。

 

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演目は,「お見立て」という吉原遊郭を舞台にしたお話し。で,これを聞いたら,江戸時代も今も男女のあり方はかわらないなぁとしみじみ。

 

 

簡単に話をまとめると,貴瀨川という花魁は,金離れの良い、いまでいう太い客杢兵衛(もくべえ)が大嫌い。でも杢兵衛はそれに気付いていなくて自分は花魁と夫婦の約束をしたと思いこんでいる。で,杢兵衛に会いたくない貴瀨川は下男を使って仮病作戦で追い返そうとするけれど,杢兵衛がお見舞いすると言って聞かず失敗。こうなったら,自分が死んだことにしといてという花魁。すると,杢兵衛は墓参りをするから案内しろと主張。下男は杢兵衛を存在しない花魁のお墓へ案内することに・・・というすったもんだです。

 

 

で,男と会いたくないからと言って自分の死亡をねつ造する花魁もすごいけど,杢兵衛も杢兵衛で花魁に嫌われていることに全然気が付かない。
かわいそうな気もしつつ,でも,終わってからきっとこの人一事が万事こういう感じでそれで花魁にも嫌われちゃったんだろうなぁと思ったわけです。花魁も今までいろんなサイン出してたんだけど、気づかなかったんだろうなぁと。
女の子が嫌,っていうサインを出したらそこは引いた方が,あとあとで仲良くなれる可能性がまだあるのに,そういうサインにぼーっとしていて気が付かないか、それでも無理に親しくなろうとしてひかれちゃう人って結構まわりにいないですか?

 

 

昔,嫌よ嫌よも好きのうち,って言葉があったけどあからさまに女性が好意を示していなければ,信じない方がいいんじゃないかな,と思う今日この頃。
恋愛関係華やかな方もそうでない方も、異論,反論,ご意見お待ちしております。

 

 

ちなみに,70名もの着物姿の女性が居並ぶ様は絢爛豪華の一言!
超高級であでやかなお着物の中,私は,超少数派の紬で参加させていただきました。

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